ベスパ修理

VESPA 150GLを新品同様に再生する

2015年4月20日 14:58

150GLは同年代の150(VBB1)に比べ、
ピストン廻りの変更等でVBB1の5.5馬力に比べ6.25馬力と出力がアップしており、
ホイールも10インチにアップされバッテリーも搭載される等豪華装備となっております。

SPRINTと同じに思われがちのシートですが、GLのモノは若干小ぶりに作られています。
昔はいまいち人気の無かった角目ですが、最近はGL・SPRINT・SS等、
角目の車輌に関する問い合わせがかなり増えています。

一通りバラし終えたところです。まだバラし終えてないフォークはスチーム洗浄してからバラします。

フロアレールはSPRINT・RALLY等のモノは使えません。GLのモノは若干長いのです。

サイドパネルもGLだけのモノで、SPRINT等とは異なり、GLのモノは丸みが強いのです。

フレーム本体はこの後のSPRINTと共通です。

ブラスト後。この車輌ぐらい綺麗なモノを探しているつもりですが徐々に数は減ってきています。

プレスラインの入り方や補強などはSPRINTと一緒です。Veloceとは異なります。

サフェーサー前。

プレスラインのくぼみが中央を通っていますので板金が一番難しいパネルです。

いつも通りにチリを合わせた後の下地作業となります。

ルバーのゆがみはそんなにありませんでしたが熱で絞りをかけてビシッとした佇まいになっています。

今回はちょっと早いのですが、これで完成です。

今回は極力オリジナルに近く組み直すというコンセプトの元制作しました。

お客様のご希望でリアキャリアを取り付けました。このキャリアは当時のものを再メッキしました。

足廻りはほとんど新品の部品で組みなおしました。
ホイールのボルトも頭14mmと極力オリジナルに近づけました。

キャブレターボックスのカバー、シリンダーシュラウド、リアサススプリング等は黒染めにしました。
上述のとおり、この丸みを帯びたパネルや小ぶりなシートがGLの魅力となっています。

GLはバッテリーを搭載していますが、バッテリー点火ではなく、
ホーン・ポジション・リアブレーキランプに使われており、
バッテリーが上がっても走行には支障はありません。

バッテリー中央に貼ってある「VARTA」のシールは
今回のために制作しました。

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