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VESPA125 Primavera Vol.1

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今回の車両ですが、元々は事故修理で入庫したものです。

(横断歩道を押して歩いていた所、車がぶつかって来たそうです)

この際なので保険金に追い金をし、オールペン+エンジンO/Hを行う予定で作業を進めましたが・・・

 

 

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ボディーを剥離してみてビックリ!

さながらいい加減な板金の博覧会と言った所です。

錆で開いた穴は、パテてんこ盛り。

さらにパテでも埋まらない箇所は、鉄板を上から貼り付けその上にパテを盛るやり口です。

 

 

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レッグシールド下の鉄板を剥がしてみました。

(溶接も汚いですねー、プロの作業とは思えません)

画像を見て頂ければお分かりでしょう、予想以上に酷い状態です。

 

 

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先程プロの仕事とは思えないと申し上げましたが撤回です。

貼り付けられていた鉄板は車のどこかのパネルの鉄板を切ったものと判明!

この事から、普段は車の板金を生業にしている人の仕業と判明。

 

 

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先ずは錆びて腐ってしまっている鉄板を大きくカット致します。

 

 

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カットした部分は部品取り車両から切り出し溶接します。


この部分はVESPAのメインフレームとも言える部分ですので、

作業後はフレーム修正をしなければいけません。

 

 

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溶接が終わったトンネル部分は錆を取るためにサンドブラストを行い、

ジンクコート(錆止め)を拭いておきます。

 

 

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腐って穴の開いていた部分は、勿論上から鉄板を張るような真似はせず、

同じ厚みの鉄板を叩いて曲げ、いわゆる"つらいち"になる様にし溶接します。

 

 

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ここの部分も、叩いて作っていては時間も手間も掛かるので部品取り車両から切り出してきました。

ココも勿論つらいちになる様に心掛けます。

つらいちにしないと、段差が出来てしまい結果パテをてんこ盛りと言った結果になってしまいます。

 

 

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フロアーサイドのリブは頑張って作ったのでしょうが、

残念ながらガタガタで使いモノにならない+下手な切り継ぎが行われていたので

思い切ってこの部分は切り取ってしまい、新たに形を作った鉄板を切り継ぎます。

この部分のリブは最後に手叩きで形を作り画像の様にします。

 

 

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切り継ぎ作業が終了しました!

溶接痕がブラックジャックの様です。
 
この後フレーム修正をし、計測した所ステムのアッパー部分が3㎝程シート側に入り込んでいて、
 
左側に若干ですが傾いでいました。
 
 
 
 
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細かな板金が終わったら、サンドブラスト加工をします。
 
 
 
 
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車体が板金作業を行っている間にエンジンをO/Hしてしまいます。
 
 
 
 
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分解していくとココも突っ込み所が各所に有り、突っ込み系のメカニックにはたまらないエンジンです。
 
先ずは、フライホイール側のオイルシールですが液体ガスケットがテンコ盛りです。
 
なぜこんな事になってしまうのかが理解できませんが、2次エアーを吸ってしまうのを防止する為でしょうか?
 
このエンジンは全体的に液体ガスケットがたっぷり塗られていて、
 
はみ出したガスケットを取る作業だけで一苦労でした。
 
 
 
 
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テンコ盛の傾向はこんな所にも・・・フライホイールのバックプレートにはグリス大盛り!

フライホイールカムに油分を回す為のフェルトパットには当然グリスを塗っておくのですが、

モノには限度があります。このままでは、ポイント面にグリスが飛んで失火してしまうのは必至です。

しかも配線が切れ掛かっている箇所もありました。

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キックギアのバッファーゴムはO/Hの際には是非交換したいものです。
 
ココまで酷い状態になってしまうと、バッファーゴムがバラバラになってしまいます。

このゴムが無くなってしまうと、クランクケースに直接キックギアが当たってしまうので
 
最悪ケース破損の恐れもあります。
 
 
 
 
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タブワッシャーは再利用しない方が良いと思います。
 
ちなみに画像では残っていませんが、クラッチのセンタ部分のタブワッシャーも再利用してありました。
 
 
 
 
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画像では伝わらないのですが、クランクシャフトはビックエンドはガタガタ、
 
フライホイール側のキー溝は通常の倍ぐらいに広がっていました。クランクは廃棄決定です。