
WORK初登場のスモールボディーです。
KANEBANでスモールボディーはヤラナイの?と思われている様ですが、そんな事はありません。
今回はお客様のオーダー車輌の製作過程をご紹介したいと思います。

在庫車輌をベースにして作業を進めます。
外装はやれていますが、VESPAの弱点であるフロアーは穴あきなど無く、
ベースにするにはかなり良い程度の車輌です。サクサクとばらしてして、板金作業に掛かります。

塗装を剥離した後、板金を行ないます。
当店はボディー側センタースタンドステー部分に、フロアーの歪み防止プレートを溶接し補強します。

補強プレートを溶接した所です。
溶接や板金をした後に、サンドブラストをします。

こんな奥まった所のサビや塗装も除去出来ます。

当然エンジンにも手を入れます。クランクケースは勿論ウェットブラスト仕上げ。
その他のアルミ部品にもウェットブラスト加工をしておきます。

クラッチのレリーズアーム、スプリングは錆びていたのでユニクロメッキを掛けました。

クラッチプレートは入っていたモノが減っていたので新品部品に交換。
プレッシャープレートは問題が無かったので、そのまま使用致します。

クランクシャフトの振れもチェック!
振れが規定値より多ければ、芯出しを行ないます。

エンジンは勿論ベアリング、オイルシール、ガスケット等の消耗品を交換します。
勿論必要で有ればその他の部品も交換します。
ちなみにこの車輌は、セレクタースパイダーが減っていたで、新品に交換しました。

マロッシのシリンダーKITを組み込んでエンジンは完成です。

おろそかにされがちな足廻りにもしっかりと手を入れます。
フロントハブベアリング、ブレーキシュー等は新品を使用、
その他のブレーキカムやボルト、ナットは再メッキして使用。
細かい部品が汚いとせっかく綺麗に仕上げた車輌が台無しですからね。

フロントハブはサンドブラスト後シルバーで塗装します。
ちなみにブレーキドラム、フロントフォーク、ホイール等もシルバーで塗装しました。
ブレーキシュー等を組み込んでハブはひとまず完成です。
状態の悪い事が多い、フロントフォークニードルベアリングは必ず交換します、
この状態でさっき組んだハブを組込みます。
フロントフォークが組み上がりました。
ボディーカラーはお客様が悩みに悩んでこの色に決めました。
まあ自分も同じ状況になったら、凄く悩むと思います‥‥
フロアーレール、レッドシールドモールを取り付けてリフトにボディーを乗せます。
その後、配線、アウターワイヤーをボディーに通します。奥にチラッと写っているのが、
同時に組んでいた50Sです、こちらも近日中にHPでご紹介します。
完成です!
クリアーのウインカーレンズやキー付きのヘルメットホルダーはお客様のオーダーで取り付けました。
シートもご希望の色で、写真だと分かりにくいですが濃いグレーで張り替えました。
フロントエンブレムは、チョット珍しい50SPECIALのモノに変更。
この手のエンブレムは、板金の際に元の穴を埋めて、
新たに穴を開けな直さないとうまく取り付けが出来ません。
リアキャリアーもご希望で取り付けました。
小ぶりでカッコイイと思うのですが、欠点は車体に穴を開ける必要がある事です。
テールASSYはドイツ仕様の50SS等に付いていた、SIEMのモノに変更。
コレは珍しいモノですが、出っ張ったレンズが微妙だと賛否両論。
この車輌もお客様のオーダーを受けて製作、販売致しました。
作業内容は、上記の車輌とほぼ同じ製作過程です。
筆記体エンブレムに変更、このエンブレムの取り付けも板金の際に元穴の溶接穴埋め、
穴あけが必要です。
リプロのテールASSYはお約束ですがボディーと同色に。
普段の足に使用するにはやっぱりキャリアーは必要です。
盗難対策でサイドフラップはキー付きのモノに変更しました。
こう言った細かい変更が効くのも、オーダー車輌のいい所だと思います。






