
この工具は一体?
これは『クリコ』と呼ばれるリベットの一種で、取り外しが出来るリベットと言えば判り易いでしょうか。
フレームと今回制作している鉄板の位置を合わせて穴を開けます。そこにこのクリコを刺して留めます。

普通のリベットと同じ働きなんですが、仮組みを数百回行う作業ですと
一回一回使い捨ては出来ませんのでこいつを使用します。
仮組み最中はこんな感じです。鉄板に無数に付けられた焦げ後が画像を観て頂くと判りますが
これは叩いた鉄板に『お灸』をすえている所です。

簡単に説明しますと高温のカーボン棒などを鉄板に押し当てると
熱の作用で瞬間的に金属が膨張します。
それを濡れた雑巾やエアーで瞬間的に冷やす事によって鉄板自身が縮もうとします。
その性質を利用して叩きすぎてヨレヨレになった鉄板を元のギュとした状態に締めてあげる、
この作業を『絞り作業』と言います。

耳も切り落とされてリブ立てまで終了。だいぶカッコがついてきました。
ここまででも相当な時間を費やしていて担当が腕がパンパンだと漏らしていました。

リブも手叩きで仕上げてあります。
まだ若干の微調整が必要ですがこういう所も手を抜かず
きっちりやる事こそ重要です。

このパイプ3本はワイヤーの為の配管であることは前にも述べてありますが、
これをボディーに固定させてあげます。ココは重要なポイントですがオリジナルでは溶接を使用せず
ロウ付けでここを止めます。
カネバンもオリジナルを見習ってロウ付けにしました。

さらに今回制作したフロアーもココの部分をあわせる必要があります。
しっかりとハンマリングで形を作り、仮組みを繰り返していきます。画像はフロアーを装着してみた所です。

ブラストも終了して仮合わせの最終確認。クリコはこんな感じで使います。
とりあえず手前味噌で申し訳ないですがバッチリと決まりました。ここからは後半戦です。
スポット溶接を経てリブを貼り付けていきます。






