今回ご紹介する車輌は、当店の作業件数で1番多いV30~33です。
当初は良く有るレッグシールドのヒビ割れを直すだけの予定だったのですが
フロア等におかしな箇所が有り、思い切って塗装を剥がして見る事に・・・・


この年代の車輌はレッグシールドこの辺りに応力が掛かりやすいのかヒビ割れてくる車輌が多いようです。
ちなみに150GSはレッグシールドの裏に補強が入っていて対策がしてあります。


気になっていたフロアは、塗装を剥がすと案の定いい加減な板金が行われていました。
ちなみにヨーロッパで仕上げた車輌だそうですが、ヨーロッパでの仕上げもピンキリですので、
ヨーロッパでレストアしました!と言う触れ込みにあまり踊らされない方が良いと思います。

ボックス側のサイドパネルは1㎝程隙間があり、この部分も要板金箇所です。



細かい箇所もかなりやり直す必要が有りそうです・・・





汚く張られた鉄板を切除し、新たに板金製作した鉄板を張ることにします。



前方の2箇所のフロアリブは使用出来ないと判断したのでバッサリ剥がし、
製作したリブをスポット溶接で止めます。


エンジン側のパネルヒンジを取り外し、新たに部品を製作し取り付けます。




パネルのキャッチ部分を修正していきます。
ニードルの先端で指した部分が減っているのがお分かり頂けますでしょうか?
この部分が減ってしまうと、エンジン側パネルのガタや最悪の場合パネルが締まらなくなって
しまう場合もあります。レバーの修正をし、穴埋め等をし再利用します。
ちなみにこの部品は当店で新品を販売しておりますので、お困りの際にはご連絡下さい。





この箇所は、ブラインドリベットで止めている車輌も多いのが現状です。
しかもこの車輌にいたっては、パネル側の穴も拡大されていたので、
一度穴埋めしオリジナル通りに鉄リベット止めにします。




ライトケースはガタガタだったので、板金で修正します。

穴の空いていた、テール配線用のパイプは勿論交換します。パイプは銅で製作し、ロウ付けします。





レッグシールドの割れは、溶接しただけではまた割れが発生してしまうと判断しましたので、
特に腐食が酷く、鉄板自体がヤワになってしまっている部分を切除。
その後それに合わせた鉄板を張り溶接します。




フレーム後方もかなり酷い事になっていました。
以前溶接を行った跡等があったので、前回板金した際にも苦労した様子が伺えます。
しかし、結局キッチリと板金をせずに、ごまかしてしまった様です。
鉄板の腐りも酷いので、ココもバッサリ切り取ってしまいます。




ここもバッサリ切った部分を板金製作し溶接します。



サンドブラスト加工を掛けました。
これからパテ盛りを行います。






