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LAMBRETTA LI-125 ser3

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今回の車輌も LI-125 Ser3です。個人売買で購入された車輌だそうですが、

状態としてはヨーロッパから輸入されたモノのようですし、まずまずと言った所でしょうか。

最近では、オークション等で東南アジア(タイ、ベトナム)から輸入された

VESPAやLAMBRETTAが多く出回っているようです。

その手の車輌は、フルレストアと言って販売されている様ですが、

当店では東南アジアからの車輌に関しては修理をお断りする場合も御座います。

 

 

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お断りする理由は、東南アジアで行なわれた修理は

日本や、ヨーロッパの感覚と大きくかけ離れているのが現状です。

ご自身で手を入れながら、楽しめるので有れば良いのでしょうが、

修理等を楽しめない方は、修理代金や乗れない時間が苦になってしまう場合が多いようです。

 

 

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話を戻します。

オーナー曰く、エンジンは掛かっていたとの事でしたがギアーオイルが一滴も出てきませんでした。

この状態で走っていたら、と思うと恐ろしいです。

 

 

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キャブレターは国産のMIKUNI製VM18交換されている様です。

しかし酷い取り付け方です、インテークマニホールドを削りすぎたのか

(本来は旋盤等で削るのですが手で削ってありました)

キャブとマニホールドの径が全く合っていませんでした。

しかもこのままだとキャブが外れてしまうので、針金でキャブレターを吊っていました。

コレでは2次エアーを吸いまくるので、まともに走るとは思えません。

 

 

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フラマグフランジを外し、クランクシャフトを抜きます。

 

 

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外した、クランクシャフトです。クランクシャフトは程度が良く、芯出し後再使用しました。

フライホイールはSer2にも使用されていた、DANSIが付いていて再使用も可能でしたが、

今回は12V、CDIのフライホイールに変更します。

 

 

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クランクシャフトのクラッチ側のオイルシールが逆に入っています。

本来ならオイルシールのリップが見えるのですが‥・

 

 

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一通り分解が終わったら、洗浄台で汚れを落とします。

油汚れであればコレで落ちるのですが、泥がこびり付いてしまっている場合は、

スチーム洗浄で泥を飛ばしてから、洗浄台で残りの汚れを落とし、その後ウェットブラストをします。

 

 

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ウェットブラスト後、エンジンの組立てに掛かります。

 

 

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クランクケースのスタッドは新品に入れ替えます。

 

 

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SER3以降は(初期を除く)サイレンサーのステー用のスタッドはM6からM8になります。

 

 

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リアハブベアリング押さえプレートを留めているスタッドは、

ご覧の様に外側へと曲がっている事が多いので、こうなっいたら必ず交換します。

 

 

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プレートを付けた所です、留めているナットは緩み防止の為セルフロックのモノを使用しています。

 

 

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セレクタースパイダーは、入っていたモノが減っていたので新品に交換します。

 

 

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画像の中心に有る、アーム状の部品が前後に動きセレクタースパイダーを動かします。

 

 

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ミッション廻りを組み込んだ所です。175ccにボアップの予定ですが、

LI125のギアレシオはかなりローギアなので、このままだとすぐ吹け上がってしまい乗りにくくなってしまいます。

 

 

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そこで、プライマリーギアを46/15から47/18に変更します。

(画像ではプライマリーギアが入っていませんゴメンナサイ)

 

 

work-Li3-2-017.jpgサイレントブロックはボアアップに伴う振動対策の為、LI用のモノからSX/TV用に変更します。

 

 

work-Li3-2-019.jpgノーマルマフラーからビッグボアマフラーに変更する際には、シリンダーの排気ポートに段が出来てしまいます。

 

 

work-Li3-2-020.jpgビッグボアマフラーに合わせてポートを削りました。

 

 

work-Li3-2-021.jpg画像では分かり難いのですが、吸気ポートもマニホールドの変更に伴い合わせて削っています。

 

 

work-Li3-2-022.jpgMBD製のマニホールドに変更し、キャブレターも変更します。

 

 

work-Li3-2-030.jpgクランクケースは、お客様のご希望により足廻りと同色の黒に塗装しました。

 

 

work-Li3-2-031.jpgある程度部品を組み込んでから、クランクケースを塗装しました。

そうすると余計なマスキングの手間が省けます。

 

 

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この頃までは、シフトやスロットルに真鍮のプーリーを使用していました。
 
この後SXになってしまうとプーリーはプラスチック製になってしまったりと、コストダウンが図られていきます。
 
 
 
 
 

 

work-Li3-2-033.jpgガソリンタンクのトレーが付いていない車輌を良く見かけますが、

これが付いていないと給油時にこぼれたガソリンやオイルでクランクケース等がベトベトになってしまいます。

 

 

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今回キャブレターは、MIKUNI TM24にしました。

当店でよく使用する、KEIHIN PE24との大きな差はTMがフラットバルブだと言うことです。
 
TMの方が吹け上がりが良いと言う方もいらっしゃいますが、ジェット交換やニードルの変更が
 
とても面倒なので当店ではあまり使用していません。
 
 
 
 
 
 

work-Li3-2-036.jpgメーターフェースはDL/GPに変更。

 

 

work-Li3-2-037.jpgネームプレートは付けずにスムージングし、外装はつや消しブラウンに塗装しました。

 

 

work-Li3-2-038.jpg完成車輌です。車体廻りの変更点はフロント、リアのホイールをワイドリムにし、

タイヤはS1の110/80の扁平タイヤを履かせ、リアサスを2cm、フロントは1㎝程下げ、

ノーマルの車輌に比べ約3cm程車高を低くしました。

 

 

work-Li3-2-039.jpgパネルを開けるとこんな感じです。

 

 

work-Li3-2-040.jpg個人的な意見ですが茶色と黄色の組み合わせがとても好きです。

 

 

work-Li3-2-041.jpgリアサスは、スプリングとダンパーのロッドをカットし全長を2cm程縮めました。

これ以上車高を低くしてしまうと、コーナーで車体を倒す度にマフラーを擦ってしまったりと、

走行に支障が出てしまいます。

 

 

work-Li3-2-042.jpg今回は事情により手を付けなかったシートですが、後々変更する予定です。